こんばんは。
最近、仕事が忙しくなってきたsandです。
環境調査のお仕事には、GISというソフトを使用します。
簡単に言うと、地図にデータを詰め込んで、解析などをしたりするソフトです。
実はArcGISというソフトが一般的に使用されているのですが、まあ、お値段が高い。そのソフトを買うのにウン十万円、保守契約にウン十万円と、個人で持つ事ができません。
素晴らしい開発者が、QGISというフリーソフトを作ってくれています。仕事場の個人PCでも私的にでも、ArcGISを入れられない場合に、このソフトを使用して軽微な作業をするというのが、業界的に暗黙の了解となっています。
ところが、このQGIS、ウン十万円するソフトに遜色ないほどのソフトで、使いこなしていきたいと思っています。忘備録のためとしてもここに書き留めていきたいと思います。
今回は、ArcGISDesktopでは「データドリブン」という言葉を使用し、Geodatabaseやshpを元に様々な印刷画角を設定したい場合に用います。
QGISの場合はデータドリブンとは言わないようで、レイアウトビューの地図帳において設定します。(QGISバージョン3.36.1)
今回はshpの置き方やレイアウトの肉付けなどの設定は上記URLから見ていただくとして、QGISにおいてデータドリブンをどのように行うかを説明します。
あらかじめ、何を中心に印刷画角を設定するかを決めておき、shpを置いておきます。
レイアウトビューを開くにはプロジェクトの「新規印刷レイアウト」をクリックします。
クリックすると、レイアウトビューの名前を求められるので、今回は「登山地図」としておく。
レイアウトビューは以下のような感じ。
地図を開くをクリックし、範囲を指定してあげると地図が開かれる。
縮尺の設定をする。登山地図は1:50000くらい?
ページの位置を設定する。特にレイアウトを気にすることは無いので、ギリギリまで設定する。
「地図帳を作成する」のボックスにチェック。
ガバレッジレイヤを設定。
ここで設定したshpの各フィールドを中心として地図の画角を設定されます。
出力ファイルの式を設定してあげる。
以下のフィールドの名前で保存されます。
「地図帳による制御」のボックスにチェックする。
「画像として地図帳をエクスポート」を押すと、ボックスが出てくるので出力場所を設定する。
こんなふうに出てくるので保存フォルダは整理しておくことをおすすめします。
「地図帳のプレビュー」を押すと、左右で印刷プレビューが見れます。
↓のようにスケールバーや方位などを入れたい場合などは、今後時間のあるときに更新していきます。
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