こんにちは。
会社の配置換えで4月から現地調査が少なくなりそうなsandです。
若い頃は死んでも日常的にスーツなんか着るか。と思っていましたが、その夢の崩壊は避けられなさそうです。
土日はしっかりと休みが取れるようなので、休みの日を充実させていこうと思います。
さて、もうすぐ息子は新3年生になりますが、この度、新4年生の春季大会のために構成される現3年生のチームに呼ばれることになりました(年度の変わりの学年はややこしいですね・・)
飛び級というのは上手な子がいれば、さほど珍しいことではありませんが、息子が本気でやっているスポーツで、サポートをしている親としては、うれしいものです。
現3年生は人数が多く、市の大会では2チーム出しをしているわけですが、今回呼ばれたのは人数が少ないわけではなく、現3年生の誰も持っていない能力があるから現3年生の見本になってほしいとのことでした。
チームでそれぞれ方針はあると思いますが、うちのチームの場合、とにかく1対1などの対人を徹底しています。
低学年のうちは団子サッカーがどのチームでも見られ(少なくとも私の住む市では)、我がチームの選手はその中で1対1、1対2、1対3と、数的不利な状況下でも、状況を打開できる選手が多く、取られたら取り返すという現代サッカーのトランジションの移行、プレッシングサッカーを思わせるがごとく前線からのプレスやそれに対しての連動についても教え込まなくても自分らで考えて実施しています。
とにかくボールへの執念がすごいので、その塊から一歩引いて見てパスサッカーを教え込まれているチームにはボロ負けをします。
それでも勝利より彼らの対人を強くするため、そのスタイルを貫いています。
さすがにもうすぐ4年生の上級生には、プレーの選択肢を与え、周りが見えるように教えている様子がうかがえます。
うちの息子はというと、どちらかというと引っ込み思案の子でした。
特にこのボールへの執念が凄い1学年上が合同だった1年生のうちは、団子から離れ、こぼれるボールを拾うような子でした。(今でもそうですが)
息子がボールを持つと、ワッと群がり、ボールをかっさらわれて行くという、嵐のような瞬間が特に苦手だったみたいです。
それでも、息子は幼稚園年少からずっとサッカーが大好きで、最近では休みの日に河川敷などで1対1を練習して何とかついていっていましたが、そこはセンスの問題もあり、1対1に強い子の動きには到底かなうものではありませんでした。
その努力にも光が見えたのが、現3年生のBチームとして出た練習試合。
普段の生活から動きがスローな子なので、スローリーなプレーをしている息子を見て妻は相変わらずだなと思っていたそうですが、試合の日の夜に現3年生コーチからは大絶賛でした。
周りが見える素晴らしい選手・・だと?!
引いて周りをみている選手は何人かいるけどな・・と若干疑いの目を持ちました。
以降も現3年生の練習に出てほしいとのことになりました。
他にもセレクション合格で選手が抜けるので補充のために、現2年生から3人が上級生に交じり練習することになりました。
その後、練習では息子と別になっていて状況は分かりませんでしたが、昨日あった練習試合では3人のうちの2人はAチームで出場して得点に絡む活躍をしていました。
1人(A君)はチームイチの点取り屋で・負けん気と1対1は負ける気がしていなさそうな気の強い子ですが、その真逆となる性格の我が息子もそのうちの1人です。
選択肢が増えてきたとはいえ、まだ猪突猛進の現3年生に対して、A君は負けないくらいのデュエルをしていました。
息子はというと、低学年の試合では見られていなかったですが、ボールを受ける前やその後の首振り、ボールを受けたらためを作り、相手が寄せることによってスペースを作り出すという動きを見せ、空間認知をしっかりしてからプレーをしているではありませんか。
低学年のうちは団子になってかかってくるので、周りを見る余裕すらなく、相手を1人2人はかわせても3、4人目で必ず引っかかっていましたが、相手の現3年生は団子が解消されているので、かかってきても1~2人。対人はこれまでも頑張ってきたのでお手の物でした。
引いて見れる子は学年が上になる方が輝けるのだな・・と感心してしまいました。
そして、現3年生の持つ素質とタイプの違う息子が春季大会では新4年生のAチームで呼ばれることになりました。
トレセンに選ばれたわけでも、セレクションに受かったわけでもなく、たかだか上級生のチームで何を言っているのか、と思われるかもしれません。
何が言いたいかというと、息子はサッカーが大好きで楽しく続けていたから光が差したことをお伝えしたかったです。
子供はサッカーが好きなのに、親が勝手に判断して辞めていったというのはとてももったいないし、親がああせい、こうせいでは、子供が嫌になってしまいますよね。
そうやって親の都合でチームを転々としている子も、オーバーワークで怪我が絶えない子、やめていった子が周りにたくさんいるので、こんな悲しいことはない思いました。
私のコーチをしている低学年でも引っ込み思案の子は何人かいますが、実は足元が上手だったり、実は周りを見れる子だったりするので、ただ目立たないだけという子もたくさんいます。
うちの子に対しても「こりゃ駄目だ」と思うことは多々ありましたが、コーチになって親は辛抱が必要と改めて感じ、今回、息子に光がさして確信に変わりました。
子供の「サッカーが好き」という気持ちをまず見つけてあげて、その気持ちをしっかりと育てて、そのサポートをすることが健全な育成といえるのだなと身にしみて感じました。
これからが彼の本当の勝負だと思うので、これからも陰ながらサポートをしていこうと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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