ヘルニアの苦痛はどこにあるのか

ヘルニア

こんにちは。
社内の配置換えで現地調査が極端に減ったsandです。
コロナで在宅ワークが広まってから、周りでヘルニアの人が増えたように思います。
私はコロナ禍前から発症していて、だいぶ生活に馴染んできましたが、職場の環境が変わったため、少し記録をしておきたいと思います。
ヘルニアの発症について前にも記事にしているので、こちらもご確認ください


今の状況

前の配属先の勤務体系から現在の配属先に変わり、出勤する時間も場所も変わりました。
前の勤務先では、ヘルニアを気遣って早朝の座ることのできる時間帯の通勤電車に乗車していましたが、現在の職場は10時出社と決められていて、通勤ラッシュから少しずれるものの、座席に座れない辛い通勤時間があります。
痛みは改善されてきているものの、足の痺れは未だあり、長時間動かず立ってるのは相変わらず痛みが生じてくるので、つらい状況です。(立っていられる時間が伸びただけ)
先日も帰りの電車で左足を痛めたばかりです。
ただ、私はヘルニアであることをポジティブに捉えています。
医療的なことは分かりかねますが、要はヘルニアとは付き合い方よって、苦痛に感じることなく、気持ちをコントロールできるものだと私は感じ始めています。
実は私は20年以上前にも鬱病に苦しみ、自力解決が出来た経験があったこともあり、今回も立ち直れたと思ってます。
その気持ちの立て直し方がすべてになりますので、ネガティブ思考の方に、少しでも参考になればと思います。

どのようにヘルニアと向き合うべきか

おそらくですが、私の場合、ヘルニアによる痺れは一生治ることは無いように思います。
一生懸命、整形外科や整骨院に通いましたが、痛みは取れたものの痺れがなくなる気配は全くありませんでした。
このように病院頼りにしていると、自分の努力も忙しさを理由に怠け、単にお金がむしり取られていくという状況に段々と気づいてきます。
知り合いはそこで病院通いをやめ、仕事も辞め、改善されない状況に萎え、引き籠もり始めました。
私は痛みは取れたので、あとは自分で努力をする為に通院を辞め、体幹トレーニングでインナーマッスルを鍛え、運動によるダイエットで足への体の負荷を減らすという意識をしはじめて、今に至ります。
ヘルニアと一生付き合ってくのは気は遠くなりますが、私はむしろポジティブに考えられています。
気持ちをポジティブに持つことで、ヘルニアとはうまく付き合っていけます。

ネガティブだった時期の思考

痛みがあり、それが痺れて更に痛みが増す。
しかも悪化の一途。
最初はいつしか治るんだろうなと思っていましたが、なかなか治らず、それが一生続くと考えると、本当に嫌になります。
東京の区部と市部の境住まいで駅間は短いですが、症状が酷い時は隣の駅までも立てず、ホームで座るために次の電車すら待つことが出来ませんでした。
また、幼い子どもの散歩も付き合うこともできず、それでも私に懐いてくれるので、親としては非常に辛かったです。
本気で車椅子の使用を考えましたし、仕事もどうすれば良いか、今後の生活はどうすれば良いか・・考えるだけで、将来の不安しか考えることができなくなってきました。
障害者手帳の取得条件は厳しく、行政なんか頼りにならないと感じるし、会社にもヘルニアと打ち明けても「腰は大事にしてね」「私も腰が痛い」とか基本話が他人事のように話すだけで、特に誰も助けてくれませんでした。
むしろそんな爆弾を抱えてる社員に対して辞職に追い込むような言動があったことは絶対に忘れません。
そうやって、どんどんネガティブ思考に陥っていきました。

発想転換のきっかけ

唯一の救いは家族でした。
家族は私の辛さを理解してくれていました。
娘は幼すぎたのでわからなかったと思いますが、ADHDの妻は、自分も同じ思いをしたことがあるからか、私に優しく、私の健康を第一に、仕事を辞めてでも健康でいてほしいと、後先なにも考えず言ってくれましたw
小学生の息子は私が痛みで辛そうにしていると、いつも私を笑顔にしてくれようとしていました。
足や腰を揉んでくれることもあり、辛くて挫けそうなときも、一緒にいてくれたりしました。
寝ていても「イテテ」という言葉を発していたようで、息子は私の布団に入ってきて一緒に寝てくれました。
そんな大事な家族を路頭に迷わせるわけにはいかないと、その家族の優しさに気づいた時に、何か私の中でスイッチが入り、病院に頼りにするのを辞め、自分でできることをすることにしたのです。
社会も会社も誰も自分のことは守ってくれはしない。と。
そこで前述したとおり、体の負担軽減となることを始めました。

考え方を変えてみる

体の負担軽減をするにも、継続できなければ意味がありません。
いつまでもネガティブな発想でいると、「どうせ出来ない」と、継続出来るものも出来なくなってしまいます。
何より、先述した「発想転換のきっかけ」となる事柄に気づくことがポイントと踏んでいます。
それに気づけたら、あとは物事の考え方を変えていけると思います。
考え方の転換方法は人それぞれだと思いますが、私の場合を書いてみたいと思います。

知人、他人にめちゃくちゃ甘える

病気を利用するなんて叩かれてしまうようなフレーズですが、気持ちが落ちている人にはそんなことを考えている余裕なんて無いと思います。
私が辛い時、痛そうにしてると、電車で席を譲ってくれる人がいます。
ホームで立っているのが辛くしゃがんでいる時、声をかけてくれる人がいます。
めちゃくちゃ甘えましょう!
私のように耐えられる体になってから恩を他に返してあげればいいです。
他人の優しさには、つらい人への優しさで返せばいいのですから。
特に最近の若い人は優しい子が多いです。

仕事などの規定をフルに使う

私のように通勤が辛ければ、使える手段を惜しみなく使いましょう。
私の場合、フレックスで7-15時で、定時が終わったらすぐ帰りました。
座って行きも帰りも通勤できますからね。
残り仕事が必要なら、他の方法を考えましょう。
私の場合は仕事を持ち帰り、残業代はつきませんが、その後は在宅でやってました。
そのサービス残業分はどこかで帳尻を合わせれば良いことです。
・・というより在宅勤務をフルに駆使し、極力出社は控えるようにしていました。
多少上司から文句は出たものの、さぼっていたわけではないので、それはきちんと誠意で示せば良いと思います。
誰がなんと言おうと、健康あっての私の人生ですから。

新しいコミュニティに飛び込む

気持ちが内向きになると、段々と引きこもりがちになっていきます。
当然、気持ちが何をするにもネガティブになっているので当然のことで、ネガティブになっていることすら気づかないのでなおさらですよね。
段々と、仕事のコミュニティのみになっていき、気持ちが内を向いているので、人と話すのもおっくうになってきます。
私も踏ん切りをつけるのは苦労をしましたが、ここは思い切って新しいコミュニティを作りましょう。
私の場合はプレー経験なしにも関わらず息子のサッカチームのーコーチというコミュニティに飛び込みました。
まず子供は一緒にできると大喜びで、息子にはここで恩返しができていると思っています。
子供たちとサッカーをするために走らなければならず、ブクブクに太った体では辛いので、ヘルニアのためでもありましたが、体を絞るためにも走りました。
ランニングは精神力が鍛えられます。
続けていると、ただ走るだけが嫌いな私でも、ちょっとやそっとでは、くじけなくなりました。

また、サッカーコーチつながりでずっとやりたかった野球チームにも誘ってもらいました。
まともに野球をやったのが20年ぶりということもあり、あまり活躍もできていませんが、思い切って飛び込むことによってさまざまな人との交流が増えてきて、かなり充実をしています。

最初はやはり億劫ですが、狭い人間関係でいると、見たくなくても嫌なことが多く見えてくるので、人間関係を広く持つことで、そこまで人を深く見ないで済みます。
何なら忙しいふりをして、深く付き合わなくて良いと思います。
今はあまりやらないですが「次があるんでー!」と去ることは常套手段として使っていました。
嫌な人がいれば無理に付き合う必要すら無く、「無」で接しましょう。関わる人はたくさんいるので。私も、何をしても説教を垂れてくる嫌な同僚を「無」で対応しています。
相手は勝手にイライラしています。一人でやってろ!と開き直りましょう。

何かに没頭する

私の場合、上記の3点で大分周りが見えてくるようになったので、そこからスポーツ、資格取得等に没頭し始めました。
没頭することを始めると、小さなことはどうでもよくなってきますよね。
暇だと、嫌なことに目が行ったり、自己嫌悪に陥ったり、人にあたったりしますよね。
私は夜更かしをしていると、大体、そんな状況に陥ります。
そんな時は、何かやることがあっても寝てしまい、翌日の朝早く起きてやることにしています。

まとめ

私の場合は、ヘルニアで落ち込んだ時は家族に救われたということが一番大きかったです。
鬱病の時は、海外への旅で知り合う人たちに助けられていました。
しかも学生だったので休みをフルに使い、シャツ、パンツを1枚ずつ、パスポート、洗面道具くらいしかもっていかない目的も何もない旅で、ハチャメチャな思いはたくさんしましたが、いつの間にやら鬱病はどこかへ行っていました。
このように発想転換をするきっかけを掴んで、気持ちはネガティブからポジティブへと変われました。
人によって違うとは思いますが、ネガティブになっている人の一つのきっかけとなれればと思い、本記事を書かせていただきました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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